TOPPERS/ASP for LPC最近の動き

最近の動き、などと書く時にはあまり進展がないわけですが、まずはご報告。

CORTEX-M3依存部

先日発表されたTOPPERSプロジェクト公式のCORTEX-M3依存部は、無事TOPPERS/ASP for LPCプロジェクトに組み込まれました。当プロジェクトではこれまでカーネルのターゲット非依存部1.3.2に対応したCORTEX-M3依存部を元に、独自拡張を行ってきましたが、上記ポーティングが成功したことにより、近々ソースコードを公式リリース版へと近づけます。
上記ソースをリリースすると、当プロジェクトの独自コードとしては、

  • LPCXpresso 1768依存部
  • LPC1768依存部

の二つのターゲット依存部と、以下のチップ依存部およびUART PDICが残ることになります。

  • LPC1700依存部

UARTテスト基板

Fusion PCBで使用したUARTテスト基板は、上記移植作業でも大活躍です。汎用基板と違い、余計な機能が無く、かつ必要な機能が全部あるというところが便利。

UART0-3のすべてを選ぶことが出来るので、簡単に機能チェックができます。

サンプルプログラム

CORTEX-M3依存部の変更と同時に、サンプルプログラムの構造を少し変えます。これまでコンフィギュレータは各プロジェクトにそれぞれ持っていましたが、次のリリースではcfgプロジェクトを独立させ、各プロジェクトから参照することになります。