LEDでモールス符号って、意外にイケるんじゃないか?
Twitterのつぶやきに、シャレで「モールス符号ならLED1個でテキスト出力できる」と書いたのですが、一晩考えて、意外にいいんじゃないかと思えてきました。
- UARTを占有しない
- まずこれが大きいですね。ADSP-BF533のようにUARTを1個しか持たないデバイスでは、これをコンソール出力にする贅沢は時に受け入れがたいです。まやさんあたりから低い声で「MIDIどうするんですか」と聞かれてしまいます。しかし、LEDでモールス符号出力するテキスト出力は、UARTを必要としません。
- 端末ソフトがいらない
- UARTを使いませんから端末ソフトを起動する必要も、設定する必要もありません。USBシリアル変換も不要です。USBケーブルを抜くたびに、/dev/ttyUSBの何番になるか気にする必要がありません。
- 簡単に音声化できる
- モールス符号のオーディオ化にI2Sポートは必要ありません。自励式圧電ブザーをトランジスタ駆動でポートに接続するだけです。ポートをオープン・ドレインに設定して導通チェッカを鳴らしてもいいでしょう。よそ見してもテキストを読めます。
大量のテキストをどんどん出す用途には向きませんが、ピンポイントでprintf()突っ込んでいくデバッグくらいなら対応できます。
思ったよりいいことづくめですよ。早いうちにモールス符号覚えたほうがいいかな。デバッグ時に「あれ、この符号なんだっけな」と考えるのもいやだし。
あと、こんな装置を考えました。
- シリアル・モールス変換アダプタ
- USBシリアルに見えるけど、シリアルポートから受けた信号をモールス符号に変換してピーピーなる装置。端末装置不要。エレキーが付いていたらなおよし。USBはただの電源。