INTNO_XXXをどうやって使うか

TOPPERS/ASPでは、割り込み番号としてINTNO_XXXを宣言することになっているようです*1。たとえばUART割り込みの割り込み番号ならば、

#define INTNO_UART 3  /* UART割り込みの番号は3 */

となります。
さて、この宣言を何処で行うかですが、リファレンスであるm68k実装、arm7tdmi実装ではこれらはターゲット・ディレクトリ下の、ターゲット名と同じインクルードファイルで宣言します。たとえば、

  • target/dve68k_gcc/dve68k.h
  • arc/arm_gcc/at91sam7s/at91sam7s.h

となっています。これらのファイルはtarget_config.hあるいはchip_config.hから読み込みます。
アプリケーション・タスクの中から割り込みを操作する場合*2、このINTNO_XXXを使うことになります。さて、どうやって読み込めばいいのでしょうか。
target_config.hを直接読み込むのは野暮なのですが、実はkernel.hからもsil.hからもこのtarget_config.hは読み込まれていないのです*3
target_config.hはカーネルの一部のインクルードファイルから読まれていますが、それらは上記二つのインクルードファイルからは読まれていません。
つまり、INTNO_を使うなら、target_config.hを直接読むということが必要になります。これって、なにかの漏れじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか。

*1:ただし、ASPでは義務では無い模様。JSPでは必ず宣言することになっていた。ただ、OSが宣言しないのでは、生産性のためにRTOSを使うという錦の御旗があがらなくなる。

*2:ena_int()を使う

*3:asp_spec.txtは、アプリからはkernel.hを、SILを使うならsil.hを読み込むよう指示している