Uzume用のボード

Uzumeはオーディオ信号処理、特に電子楽器に使うプラットホームをソフト、ハード面で提供するプロジェクトです。まだ端緒についたばかりですが、核となるADSP-BF533およびLPC1768用のTOPPERSカーネルがそろったことから、次の一歩を踏み出す時期となりました。
Uzumeはハードウェアに関しておぼろげな取り決めしかしていないため、今のところメンバーが勝手にハードを作っています。私が手がけるのはLPC1768を使用したボードです。Uzumeは上位にADIのADSP-BF5xx下位にNXPのCORTEX-M4Fマイコン*1を考えていますが、今はLPC1768で実現可能性を探っているところです。
Takachiho 1768と名付けた現在制作中のボードはこんな感じです。

CPU
LPC1768。LPCXperssoをそのままマウントして使う。
CODEC
TLV320AIC23B。PropoxのMMCODEC01をそのままマウントして使う。
シリアル・インターフェース
FTDIのMM232Rをそのままマウントして使う。
ADC
ボリューム入力用に4系統
押しボタンスイッチ
4系統
LED
4系統

といったところです。ボリューム用のバッファアンプは、実験用ということで今回は省略します。
これに電源回路を足してやればシンプルな構成のハードになります。さて、12月の会合に間に合いますか。

*1:最近発表されたLPC43xxを使うことになると思われる