わりこみ!

実装なんて人それぞれ

半年に一回開いている集会"SignalBottom"は、今回も盛況でした。参加いただいた皆さん、ありがとうございます。などと1ヶ月半も前の話をしているのは、この記事をずっと寝かしていたからです。お察しください。

エンディアン嘘つかない

素粒子物理学で用いられる「クォーク」がジェームズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」の一節からとられたというのは有名な話ですが、コンピューティングの分野にも同様な用語があります。たとえば、readmeという言葉は、ルイス・キャロルの「不思議な…

なんとかTRONの数

GoogleでATRONからZTRONのヒット数を調べました。 一番多いのはATRONで、193万ヒットでした。もちろん、組み込み用A-TRONと関係ないページばかりです。次点はITRONとMTRONが同数で並びました。MTRONはSSDのメーカーが人気ですね。 一番人気のないのはFTRONで…

特別版:「漫画で読むTalkThrough」

やっと描き上がりました。 http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17722404

登場人物紹介

今更ですが登場人物紹介です。ほんと今更ですねぇ。

技術文書の顔

昨年の話題の一つに「もしドラ」が売れまくったという事件があります。ドラッカーの古典的マネジメント本「マネジメント」を高校野球のマネージャーが読んだらどうなる、という一種出落ち的な本なのですが、中身を読んでみるとあら不思議、以外にまじめな本…

人脈は大事

別のところにも書きましたが映画、「2001年宇宙の旅」においてコンピュータHAL9000が歌う歌は、史上初めてコンピュータが歌った歌であり、話によれば共同脚本作者のクラークがベル研究所を訪れたときに友人から聞いた話が元になっているそうです。 クラーク…

古くない

「アナログ」を「古い」という意味で使っている人など、掃いて捨てるほど居ます。本当に掃いて捨てたら、黒潮は数千万人の人であふれかえり、その年の魚は大漁でしょう。 小学館の「プログレッシブ英和辞典」によると analogue n 類似性を持つもの、類似物。…

エネルギーはどこへ行ったの?

アニメ「巨人の星」で、花形モータースに大リーグボール3号投球装置を作らせた花形満は、目の前でその装置が木っ端みじんに壊れる様を目撃します。開発した技術者は、全力でスローボールを投げるという矛盾した動作を行わせるに当たって、「ボールに伝わら…

組み込み世界征服

もう何度もあちこちに書いていることなのですが、ムーアの法則のおかげで我々が使っているマイコンの演算能力はすさまじいものがあります。 100MHzのLPC1768は7.8MHzの初代Macintoshの130倍くらいの演算能力があります*1。メモリーさえ十分あれば初代のMacOS…

英じゃないか!

ヒット曲の英語の歌詞を読むのは苦痛じゃないのに、データシートを読むのは苦痛です。 つーかデータシートはましな方で、リファレンスマニュアルの厚さは異常です。最近のSoCマイコンなんか1000ページ位ありますから。必要なところだけ読むにしてもPDFじゃな…

脱眼鏡

私は中学生に進学した頃には目が悪くなり始めていたため、それ以降、ずっと眼鏡をかけています。で、最近はそんなことはないのですが、昔は半田付けの時に結構脂が飛んで眼鏡に付いていたのですが、あれってやっぱり目に入ったりしたんでしょうね。考えると…

0.5mm

「俺も若い頃は」というのは、飲み屋でよく聞くイケテナイオヤジの台詞ですが、私も若い頃は0.4mmピッチのLQFPに眼鏡いっちょではんだ付けを敢行したものです。無謀でしたね。 その後正立双眼顕微鏡のある職場に移ってからはQFPのはんだ付けも顕微鏡下で楽な…

「入り」の反対が「フリー」だと言われても、何となく納得できない

ROHS指令が実行に移される前に一番心配していたのは、「実験室で使うハンダはどうなるんだろう」という一点でした。 世間は鉛フリーハンダについて濡れ性が低いだのなんだのと大騒ぎしており、ようやく量産に供されるようになったと思ったら、ハンダ槽に穴が…

逆バイアス

おじさんが持っていた「ラジオの製作」を譲ってもらったのが小学2年生の時で、ずっとその本を繰り返し読んでいた私が5年生になったときに父親が買ってくれたのが「初歩のラジオ技術」という本でした。誠文堂新光社、初版発行1966年のその本は、今手元に残っ…

コミPo! 使ってみた

無料体験版をChuckさんが使っているのを見て、早速私も使ってみました。 お試し作品 あちこちでLPC4300が話題に上るたびに言われるのが「なぜデュアルコアなのか」。 強力さを全面に押し出して鳴り物入りで登場したCORTEX-M4ですが、DSP屋として見るとまた「…